御座(ござ)
畳を使った部屋は、日本の家には少なくても1部屋はあると思います。
では、畳は、いつ頃から使われるようになったのでしょうか
私たちが、今使っている畳と同じように使われ始めたのは、平安時代の頃からです。
その時代の貴族たちは、寝殿造りの家に住んで、今の置き畳のように好きな所へ持っていって使っていたようです。
広いワンルームに置き畳を置いて、夏は風通しのよい涼しいところへ、冬は、日当たりのよう所へと移動して優雅に暮らしていたようです。丁度、雛人形のお内裏様やお雛様が一段高い畳に座っているような感じではないでしょうか・・・
このころは、貴族たちだけが畳を使用でき、一般に人々は、土間にむしろやわらを敷いて生活していました。
それ以前は、むしろ等を何枚も重ねて(1枚では、薄いため)畳のように使っていたようです。
なかでもい草(いぐさ)は、はだ触りのよう敷物でした。
い草でできた敷物を「ござ」といい、「御座」と書きます。
昔の人々は、神様をとても大切に思い、神様を天からお招きする(お祭り)為に「御座」を広げていました。お祭りのとき、病気、自然災害等をしずめてもらい、農作物の豊作をお願いしていたようです。
今でもお供え物をするのに、ござが使われているのもそのなごりと思われます。
い草の敷物が「御座」と呼ばれていたのは、他のどの敷物よりさわやかで美しく神様の座る場所にふさわしいと昔の人々は、考えていたようです。
